昨日、ファテープル・シークリーを見に行き
モスク地区にある門を見ただけで
心が満たされた。
世界遺産とは、そういう次元のものだった。
そして、今日は同じく世界遺産に登録されている
世界で最も美しい墓(正確には、廟)
タージ・マハルに行った。
ファテープル・シークリーにあるような
ものすごい門ではなかったが、
それなりに大きい門をくぐると
その白い建造物は、あった。

教科書やガイドブックで見慣れていた
それとは、また違った印象を受けた。
今や、シャー・ジャハーンが、愛する王妃
ムムターズ・マハルのために作ったこの廟は
騒がしい観光地となっている。
もし、ヤムナー川の対岸に、シャー・ジャハーン自身の廟
いわゆる、黒いタージ・マハルができていたら
どうなっていたんだろう。
きっと、世界中から、その美しい風景を見るために、
もっと観光客が押し寄せ、ゆっくり眠れやしないだろう。
ムムターズ・マハルが、タージ・マハルのことを
どう思っているかは知らないが、
世界で最も美しい墓だと、オレは思う。
ただ、オレが死んだときは
美しくなくてもいいから
静かな、のんびりしたところに
墓を作ってほしいと、切実に思った。